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こんにちは、17歳の頃に偏差値40から英語に目覚めイギリスの大学へ入学・卒業し英検1級を一発で取得したSCRACHH COライターのJINです。

アジアの中でも日本は英語教育に対して遅れをとっていると言われてきました。

そこで遂に2018年4月から小学校での英語義務化がスタートしました。

賛否がある中で今回の記事では

  • 2018年4月から具体的にどのように変わったのか
  • どのような内容で英語教育が小学校で進められていくのか
  • 将来的にどのような形に進化していくのか
  • 日本の英語力はこれにより変わっていくのか
  • 筆者の意見

の5点を中心にお話しさせて頂きます。

2018年は小学校英語義務化元年

これまでの小学校における英語教育の状況

結構前に発行された文部科学省の小学校英語の現状という資料を読んでみたのでちょっとそこから簡潔に抜粋していきます。

詳しく全部読みたい方はこちらからどうぞ↓

>>小学校における英語教育の現状と課題

  • 公立小学校でも義務化される前も総合的な時間に英語に関連する活動を多くの学校はしていた
  • 私立小学校ではより多くの英語活動が行われていた
  • グローバル化していく中で英語はこれからもっと重要になる
  • 外国語学習は国家戦略として取り組むべきである
  • 日本のTOEFL平均スコアはアジア諸国の中で下から2番目
  • アジアの他の国はもっと英語教育に力を入れている
  • 総合的な時間で英語をやった結果多くの子供が英語に興味を持ちましたよ

そんなようなことが書かれています。

この資料はかなり前に書かれたもの(10年近く前)であるのでおおよそこういう理由を基に結果的に今2018年の義務化に進んでいったのではないかと思われます。

英語自体が小学校に登場したのはちょうど10年前の2008年

2018年義務化になる前からも英語の導入は徐々に始められていました。

2008年には小学5年生と6年生を対象に外国語活動として英語が取り入れられました、そこから2011年には小学5年生から必修となりました。

英語自体はこれまでにも徐々に小学校に入り込んできていたんですね。

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どのような内容で英語が進められていくのか

2018年以前の段階ではまだアクティビティの一環

英語が導入されると言っても2018年までの段階ではまだアクティビティの一環でした。

なので教科としてテストに向けて勉強する、というよりも英語に触れあって楽しくゲームをしたり歌を歌ったりしてみるという感じでした。

しかし2018年からはそのゲームや歌を歌ったりというアクティビティの一環は5年生と6年生から前倒しされて3年生と4年生に、そして高学年は教科書を使ってしっかりと学ぶことが開始されました。

つまりテストをするようになる、という事です。

必修化と義務化のギャップ

一見同じような言葉ですがこの英語教育においては違うようです。

「必修化」は小学校で触れなければならないけど教科書があったり、評価されたり、という事はなく、内容は先生が自由に決める事ができます。

僕の時代の総合の授業(名前が間違ってるかも)のようなものでしょうか。

ただ義務化となると何が変わるかといえば、教科書で決められたカリキュラムで進めていき、テストも行われるという事を意味します。

前倒しする事による中学英語、高校英語のレベルアップ

もちろん英語が前倒して教えられるとなれば中学で学ぶ英語もさらに難しいものになり、高校で学ぶ英語も難しくなります、そこは比例しないとおかしいですからね。

中学校の英語は原則英語で教えられることになります。

高校では英語で討論、アウトプットできるようになるためにディスカッションなどが多く取り入れられていきます。

それと同時に大学受験の際の英語も今より難しくなる事が予想されます。

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将来的にどのように進化していくのか

日本の英語教育で重要な年とされる2020年

2020年、くしくも東京オリンピックが開催される予定の年と同じ年です。

2020年に向けて日本の英語教育は今すでにスタートを切って走り続けています。

2020年には小学3年生、4年生の必修化、小学5年生、6年生の義務化及び教科化を全国で完全実施する予定となっています。

小学5年生、6年生は600~700もの英単語を覚える計算となっています。

2020年以後の英語教育はどうなる?

とりあえずは2020年までの計画、という感じですが、これから更なる前倒しになる可能性も十分にあります。

将来的には小学1年生から英語に触れさせる、そんな時代も来るかもしれません。

この動きで日本の英語力は変わっていくのか?

※ここから下は筆者の意見です

国全体の英語レベルは確実に上がるはず

この前倒しにより日本という国全体の平均英語レベルは今英語に早いうちから触れている子たちが成長するにつれて必ず上がるでしょう。

というか単純に義務教育が終わる15歳までに学ぶ英語の量がこれまでよりも触れるはずなので上がらない訳がありません。

ただ平均値が上がってもちゃんと英語を使える人が増えるかと言われればどうかな…

英語が出来る人が浮く環境が無くならない限り…

僕が結構深い問題だと思っているのが小学校や中学校、場所によっては高校でも英語が出来る人が浮く環境になっていることです。

ちゃんとした英語式の発音をして英語の時間で発表すればからかわれたり、笑われたり、する場面もまだ存在しているはずです。

英語が出来る子が浮いてしまう環境です。

この状態が無くならない限り例え国全体の英語レベルの平均が上がろうとも上がる部分は結局読み+リスニングの部分でアウトプットの能力が飛躍的に上がることは無いでしょう。

基本的に僕個人的には英語の早すぎる導入はどちらかといえば反対の立場ですが、唯一小学校から英語に触れあう事で期待しているところはクラス全員が一列で英語に触れあい始める事でそういう浮いてしまう環境が減るかもしれないという可能性です。

正直小学校6年生まで700語まで覚えましょう!なんて僕の時代で中学生がやっていたことを前倒しするだけじゃあんまり意味あるのかな?と思ってしまいます。

必修化までは良かったのに義務化する必要あった?

最初の方でも説明しましたが、必修化と義務化の違いはおおまかに

  • 必修化:英語に触れあって楽しむ評価されないアクティビティの一環として取り入れる
  • 義務化、教科化:英語を教科の一つとして評価される授業、科目として取り入れる

こんな感じでした。

2020年までには3、4年生の必修化、5、6年生の教科化が完全実施される予定です。

あくまで個人的見解ですが、教科化する必要あるの?と思ってしまいます。

個人的に全体を見た時に小学生の人たちと英語のふれあいで一番大切なところって

  • 英語への興味
  • 異文化への興味
  • 多言語学習の楽しさ
  • 英語に対する恐怖心や羞恥心の軽減

その辺の発見が500語覚えようが1000語覚えようが長い目で見れば大切だと僕は思うんです。

中学にやる予定だった英語の内容を小学5、6年生に前倒して教科化してもあんまり意義を見出せないし、中学卒業程度、高校卒業程度の英語レベルが上がるだけでなんか意味あるの?と個人的には思っています。

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何はともあれこれは本当に長い道のりの第一歩である理由

2020年に小学校の英語教育義務化!

これで日本の英語力も上がる!

次世代は英語ペラペラに!

そんなうまくはいかないですよね、あくまでこの先成功するか失敗するか分からない長い道のりの第一歩でしかありません。

まず英語を教える先生の英語力が上がらなければ話にならないからです。

「これからは英語のアウトプット強化!スピーキングにも力を入れていくよ!」

「授業も全部英語で行うよ!」

なんて言えば聞こえはいいですが、教える人が英語が出来ないのであれば意味がありません。

文部科学省によれば平成29年度の英語教育実施状況調査において国が定めるCEFR B2レベル以上(英検準1級レベル、TOEIC730点レベル)を超える英語力を持つ英語教員さんの割合はこのような割合だと発表しています。

  • 中学:33.6%
  • 高校:65.4%

詳しく見たい方はこちらから:平成29年度「英語教育実施状況調査」の結果について

これが現実です。

あまりにも寂しい結果でありますし、英検準1級レベルのない人が英語で英語を教える事が果たして可能なのか、僕には大きな疑問が残ります。

ちなみに英検準1級レベルというのは英語圏でやっと何とか生活できる最低基準レベルだと考えています。

改革をしていくのは大いに良いことですが、実行能力が無ければ本末転倒になりかねない気もしないでもないんです。

そう考えるとこの改革を直接受けて全体の英語力が少し上がってその中でも英語が出来る子たち(英検準1級レベルを持つ)が英語教師になって…というサイクルが回るまでは悲観的ですが大して変わんないと思います。

あとはALTをもっと有効活用するべきです。

ALTを現在やっているもしくはやっていたという知り合い居ますが、人によっては本当に職員室にずっとボケーっと座ってるだけのケースもあるようです、自分の頃とは時代が違いますが、10年~15年ほど前の僕の時代でもALTが存在しているのかどうかすら知りませんでしたからね。

せっかくそこそこの給料を彼らは貰ってる訳ですし言い方悪いですがもっと使ってあげないと、と思います。

もちろん色々事情はあるんでしょうけどね。

外野からガヤガヤ言わせてもらいましたが、この英語教育改革が吉と出るのかはたまた大して変わらずに終わってしまうのかはまだ分かりません、ぜひ成功する事を願っています。