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スラングは自分で使う必要性はあまりないものの、相手の英語を理解する上で知っておくと便利だと思うJIN(@ScratchhEnglish)です。
まずリストを始める前に明確にしておきたいのは
「スラングを自分で使用するのはリスクが伴う場合がある」
という事です。
「スラング」と聞くとカッコいいイメージがありますが、中には罵倒系のスラングや他の人の気分を害してしまうようなスラングももちろんあります。
まだ勉強途中の英語学習者の場合、映画や音楽に影響され過ぎてその境界線が分からなくなることが多々あります、もちろん映画の会話や音楽の語彙は実生活の英会話とは異なります。
英語を第二言語として話す場合、きれいな英語を話すに越したことはありません。
しかし、スラングを理解するメリットとして
「現地の人がスラングを使った時に理解できる」
「映画の会話や洋楽の歌詞を理解する事ができる」
というものがあります。
あくまで受動的に理解するために知っておくというスタンスがベストだと思います、どうしてもスラングを使って会話をしたい人は間違った時の責任、覚悟を持って使いましょうといったところでしょうか。
今回紹介するのはイギリス英語のスラングです。
イギリスは結構スラング大国で、悪質ではないスラングがかなり存在しており、普段の生活でも使われています。
この記事ではよく使われている、かつあまり失礼に当たらないようなイギリス英語のスラングをカテゴリ別に30個紹介します!
- 1 日常でよく使われる普通のイギリス英語のスラング(高頻度)
- 1.1 Knackered(クタクタに疲れた)
- 1.2 Cheers!(ありがとう!)
- 1.3 Chuffed(とても嬉しい)
- 1.4 Loo(トイレ)
- 1.5 Cuppa(紅茶)
- 1.6 Gutted(ひどく落ち込んだ、精神的に打ちのめされた)
- 1.7 Mate(友達)
- 1.8 Chips(フライドポテト)
- 1.9 Skint(一文無し)
- 1.10 Posh(高級な、見せびらかしな、上流階級の)
- 1.11 Trainers(スニーカー)
- 1.12 Nick(盗む、逮捕する)
- 1.13 Cheeky(ずうずうしい、厚かましい)
- 1.14 Fancy(好き、興味がある、したい)
- 1.15 Quid(ポンド)
- 1.16 Tenner(10ポンド)Fiver(5ポンド)
- 2 イギリスでそこそこ使われているイギリス英語のスラング
- 3 イギリスで使われているけどあまり自分では使わない方が良いスラング
- 4 基本的に使わない方が良いイギリス英語スラング
日常でよく使われる普通のイギリス英語のスラング(高頻度)
Knackered(クタクタに疲れた)
同義:Very tired、Exhausted
「めちゃくちゃ疲れた!」を表すスラングです。
それ以外にも使えなくなったもの、壊れてしまったものにも使う事も極稀にあります。
例文
I’m completely knackered(もうクタクタに疲れたよ!)
Cheers!(ありがとう!)
同義:Thanks!
Cheers!は「乾杯!」ですが、イギリスでは「ありがとう」としても使われています。
肌感覚ではThank youとCheersのは5分5分でもおかしくないくらいです。
例文
A:Here’s your ticket(切符をどうぞ)
B:Cheers(ありがとう)
Chuffed(とても嬉しい)
同義:Very happy 「超嬉しい!」
喜んでいる状態を表すイギリスのスラングです。
まぁまぁ使われるスラングと言えるでしょう。
例文
I’m absolutely chuffed about the football match today(今日のサッカーの試合最高に良かったよ)
Loo(トイレ)
同義:Toilet、Bathroom
多くのイギリス人はなぜかトイレの事をルーと呼びます。
確かに言いやすいですが「ルー」ってなんだか面白いですね。
ただ僕は個人的に変な感じがするのであまり使いません。
例文
I’m going to the loo(トイレに行ってきます)
Cuppa(紅茶)
同義:Cup of tea
イギリスならではのスラングです。
Cup of(tea)の略なのですが、イギリス人にとって何を一杯飲むのかはもはや言うまでもないのです。
Cuppa単体が紅茶以外を表す事はありません
例文
Would you like a cuppa?(紅茶一杯いかが?)
Gutted(ひどく落ち込んだ、精神的に打ちのめされた)
同義:Devestated
本当に残念な時や、酷く落ち込んだという状態を表すイギリスのスラングです。
例文
I’m absolutely gutted to miss the football match tonight(今夜のサッカーの試合行けなくて本当に残念だ)
Mate(友達)
同義:Buddy、Pal、Dude
アメリカ人が上記のようなものを使う代わりに(イギリス人も使う場合がありますが)、イギリス人はMateを使いがちです。
訳が難しいのですが、会話に親しみを込める感じです。
もちろんMy mate(俺の友達)みたいな感じにも使えます。
例文
Cheers, mate!(ありがとな!)
Chips(フライドポテト)
同義:Fries、French fries
これをスラングと言うのか悩みましたが、イギリス人はフライドポテトの事はチップスと言います。
フィッシュアンドチップスのチップスはフライドポテトですよね。
細いフライドポテトはイギリス人でもフライズと呼ぶ人も居ます、例えばマクドナルドのフライドポテトとか。
例文
Can I have some chips with gravy please?(フライドポテトをグレイビーソース付きでお願いします)
Skint(一文無し)
同義:Broke
Brokeとほぼ一緒の意味。
つまり「お金が全然ない!」という形容詞です。
例文
I’m skint so I can’t pay for my drink, would you buy me one please?(お金ないから酒も買えねえよ、1杯奢ってくれないか?)
Posh(高級な、見せびらかしな、上流階級の)
同義:Fancy、High-class
高級そうな服、大豪邸、育ちが良さそうな英語アクセントなど、金持ちのイメージと関連するスラングです。
例文
You’ve got a posh accent(あなたのアクセントとても育ちが良さそうね)
Trainers(スニーカー)
同義:Sneakers
アメリカ英語VSイギリス英語で以前紹介しましたが、イギリスではスニーカーの事をTrainersといいます。
恐らくスポーティーなシューズだからなのかなぁと思いますが…
イギリスでスニーカーという人は多分いません。
例文
I got a new pair of trainers(新しいスニーカーを手に入れたよ)
Nick(盗む、逮捕する)
同義:Steal、Arrest
日本語の「パクる」が全く同じ過ぎて今自分の中で衝撃を受けてます。
例文
He got nicked 5 years ago(彼なら5年前に逮捕されたよ)
My mobile got nicked somewhere in London(携帯がロンドンのどこかで盗まれた)
Cheeky(ずうずうしい、厚かましい)
同義:Impudent
かなり使われています!
例文
Can you make me a cuppa and get me some buscuits too please?(紅茶作ってビスケットと一緒に持ってきてくれない?)
How cheeky of you!(なんてずうずうしいの!)
Fancy(好き、興味がある、したい)
同義:Like、Be interested in
好き、興味がある、魅力に感じる…などなどの意味を持つかなり便利なイギリススラングです。
例文
Do you fancy her?(お前あの子が気になってんのか?)
Do you fancy a cuppa?(紅茶欲しい?)
Quid(ポンド)
同義:Pound、£
イギリスの通貨ポンドの事です。
アメリカだとドルの事をBucksなんて言ったりしますが、似たようにイギリスでもQuidを使います。
必ず単数形でQuidsにはなりません。
例文
Have you got 20 quid on you now?(今20ポンド持ってない?)
Tenner(10ポンド)Fiver(5ポンド)
同義:5 pounds、10 pounds
イギリスの紙幣は
- 5ポンド札
- 10ポンド札
- 20ポンド札
- 50ポンド札(ほぼ使われない) があり
5ポンドと10ポンドだけにスラングがあります。
例文
Have you go a tenner?(10ポンド持ってる?)
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イギリスでそこそこ使われているイギリス英語のスラング
Easy peasy(お安い御用)
同義:Easy
イージーピージーとEasyを面白おかしく言っているだけのスラングです。
イギリス以外でも使われているかも。
例文
What? Putting this shelf up is easy peasy!(なんだって?この棚を組み立てるなんてチョー簡単じゃないか!)
Baccy(タバコの葉)
同義:Tobacco
イギリスでは既に巻かれているたばこが非常に高いので手巻きで吸う人がかなり多いです。
手巻きで巻くたばこの葉の部分を
「Baccy(バキー)」
と呼びます。
Tobacco→Baccyとニックネーム的に派生したのが分かります。
Ace(凄い、最高)
同義:Awesome、Fantastic
ほぼ「Awesome」と似たような使用法といってもいいでしょう。
日本語でもエースと言う言葉がありますし比較的理解しやすいスラングだと思います。
例文
He’s ace at football(彼って最高にサッカーが上手い)
Plastered(泥酔状態)
同義:Drunk、Wasted
酔っ払い状態を表す英語はたくさんありますが、こちらはイギリス特有。
ここで一般的な酔っ払い状態を表す英語を紹介。
Tipsy:ほろ酔い
Drunk:酔っ払い
Wasted:泥酔
Blacked out:もはや何も覚えていない
Fit(見た目が良い)
同義:Good looking、Hot
美女やイケメン、セクシーな人達を表す事ができるイギリス特有の形容詞です。
フィットという単語を見ても正直あまり違和感ないですよね。
例文
That girl in the history class is so fit(歴史の授業にいるあの子本当にかわいいよな)
Leg it(逃げ出す)
同義:Run away
問題や嫌な事からなどから一目散に走って逃げだすという面白いイギリスのスラングフレーズです。
比喩的に使う事はできず、足を使って走って逃げるという行動のみに使います。
例文
Let’s leg it!(早く走って逃げようぜ!)
It’s not my cup of tea(自分の好みではない)
It’s not my cup of tea(自分の好みではない)
イギリスならではの面白いスラング(表現)です。
紅茶が様々な表現に使われているのを見るだけでイギリス人にとって紅茶がどれほど大切な物なのか分かりますね。
例文
I’ve listened to the song you recommended, but it’s not really my cup of tea(あなたがお勧めしてくれた曲聞いたけどあまり私の好みじゃないわ)
Chat up(口説く、いちゃつく)
同義:Flirt
イギリス人はFlirtの代わりにChat upという熟語系のスラングを使う事があります。
Flirtも使いますが、Chat upのがイギリスっぽいなーと感じます。
例文
Are you chatting me up?(あなた私を口説いてるの?)
Uni(大学)
同義:University
イギリスではUniversity、大学の事をUniと略します。
また、アメリカのように大学の事をCollegeという事は無く、カレッジは全くの別物です。
例文
I heard you’re going to uni next year(来年から大学に行くって聞いたけど)
Hard(強面な、怖そうな)
同義:Intimidating
Hardは基本的に固いという意味ですが、イギリスでは別の意味にもなります。
スキンヘッドで体格が良くて強面…そんな男性はHardと言われます。
例文
He looks so hard(彼は怖そうだ(喧嘩が強そうだ))
イギリスで使われているけどあまり自分では使わない方が良いスラング
Chav(DQN、マイルドヤンキー)
同義:無し
日本語の「DQN」が一番しっくりくる。
イギリスにいる若くて、ジャージ着てて、反社会的な言動を取る人たちの蔑称。
例文
These chavs are always hanging out in the park(あのマイルドヤンキー達はいつもこの公園でたむろしてる)
Bird(女性、若い女の子)
同義:Girl、Woman
イギリス人はなぜか女性の事をBirdと言う事があります。
割と全年齢に使われているような気がします、60年代、70年代に広く使われるようになったようです。
例文
My bird is waiting for me at home(俺の女が家で待ってるんだ)
Arsed
同義:Bothered
まず、イギリスでAssはArseになります。
よく使われる組み合わせが 「I can’t be arsed to~」 Toの後に来る動詞をするのが面倒でやりたくないという意味になります。
例文
I can’t be arsed to get up(起き上がるがめんどくさい)
I can’t be arsed(やだよめんどくさい)
基本的に使わない方が良いイギリス英語スラング
Bloody(日本語訳なし)
同義:Damn
アメリカ人がDamn good!というのと同じようにイギリス人はBloodyを使います。
Fワードよりはマシとは言えそれでもあまりよろしい言葉ではないので自発的に使うのはやめましょう。
例文
This is bloody good(これマジ最高)
Wanker(アホ)
同義:Idiot
使わない方が良い悪い言葉です、言葉の起源も酷い…
こういう言葉はあくまでリスニング知識用で自分で使わないようにするのが一番です。
例文
My girlfriend is cheating on me with this wanker(俺の彼女がこのアホ野郎と浮気してやがる)
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Mug(だまされやすい人、間抜け)
同義:Gullible person
何でも言う事を信じてしまい騙されやすい人の事を指すスラングです。
例文
He made you look like a right mug!(うわーお前あいつにやられたな!)(あいつのせいで間抜けに見えるな!)
最初も言いましたがスラングは英語表現の分別が付くまではあくまでインプット用の知識として覚えておきましょう!